◆障害年金 もらえる額は?
障害年金に関するご相談で一番多い内容は、ご自身の障害でもらえるのか?、ということと、いくらもらえるか?(受給額)、ということです。
ここでは、もらえる額(障害年金の受給額)について、ご説明します。
※ 障害年金は非課税です。収入が障害年金だけであれば、確定申告は不要です。
障害基礎年金
▶ 1級 781,700円 × 1.25 = 977,125円 + 子の加算
▶ 2級 781,700円 + 子の加算
● 第1子・第2子 ・・・ 各 224,900円
● 第3子以降 ・・・ 各 75,000円
※ 子とは、18歳到達年度の3/31までの子、もしくは、20歳未満で障害等級1級または2級の子
障害厚生年金
▶ 1級 報酬比例の年金額 × 1.25 + 障害基礎年金1級 + 配偶者の加給年金額(224,900円)
▶ 2級 報酬比例の年金額 + 障害基礎年金2級 + 配偶者の加給年金額(224,900円)
▶ 3級 報酬比例の年金額
▶ 障害手当金 報酬比例の年金額の2年分
※ 配偶者とは、戸籍上か事実婚かは問わず、本人と生計維持関係にあり、前年の収入が850万円未満の者
※ 報酬比例の年金額とは・・・厚生年金加入中(在職中)の標準報酬月額の平均により決まります。つまり、在職中の給与や賞与が多ければ、この年金額も大きくなります。
※ 3級と障害手当金は障害基礎年金にはありません。
※ 3級には最低保障額として、586,300円が設定されています。
障害厚生年金額の概算
※ 2003年3月以前の加入期間しかなく、その期間が300ヶ月未満で300ヶ月のみなし期間が適用された場合の、おおよその金額です。
※ 300ヶ月(25年)よりも加入期間が長いときは、これより多くなります。
※ 障害1級と障害2級は、障害基礎年金と障害厚生年金を合わせた額です。
月給の平均 | 障害1級の場合 | 障害2級の場合 | 障害3級の場合 |
20万円 | 約156万円 | 約124万円 | 586,300円(最低保障給) |
30万円 | 約184万円 | 約148万円 | 約68万円 |
40万円 | 約213万円 | 約171万円 | 約91万円 |
50万円 | 約242万円 | 約194万円 | 約114万円 |
※ 1級と2級には子と配偶者の加算があります。
障害手当金
3級障害厚生年金の2年分に相当する額(最低保障額1,172,600円)が一時金として支給されます。
▶ 障害手当金 = 報酬比例の年金額 × 2